韓国ドラマカシコギの最終回が放送されました。
かなりネタバレなので、知りたくない方はお気をつけ下さい！
無事に骨髄移植手術が成功したタウム(息子)
そして、ガンに侵され余命がわずかなホヨン（父）
息子に手術を受けさせるため、その費用を稼ぐため、
父は角膜提供をし、片目の視力を失い、さらに･･･
自分の人生が残りわずかだと知っているホヨンは、
自分がいなくなった後の息子の事を心配して
別れた妻にタウムを渡すことを決めるのです。
角膜提供をしてまでも助けたかった我が子を、
自分のもとから手放す決断・・・
それがどんなに苦しくて辛いものか、想像も出来ない・・・
でも、父はタウムの幸せをただただ願い、
辛い顔も苦しい顔も決してしません。
それがまた泣けてくる(涙)
息子タウムが父ホヨンに魚カシコギ(韓国名)の習性の話をするんですが、
それを聞いたホヨンは「羨ましい魚だね」って。
魚のカシコギは、母親が産んで捨てた子供を父親が育て、
そして大きくなった子供たちは父親の元を去っていく。
でも、最後は、大きくなった子供たちが、その子供たちを連れて
父親のもとへ戻ってくる。という習性です。
ホヨンにとっては、羨ましいですよね。
タウムが大きくなって、子供を連れて戻ってくるまで、
自分は生きていられないことを知っているんですから･･･
父は、タウムへ話します。
「元気になって退院したら、ママと暮らすんだよ」
「ママと一緒にフランスへ行くんだ」
タウムは泣きながら、それを拒みます。
パパと居たいと。一緒に居たい、離れたくないと。
そうしてる間にも、父の体はガンに蝕まれ、
体調もどんどんと悪くなります。
そんなとき、父の体のことなど知らないタウムが、わがままを言いました。
父は激しくタウムを叱ります。（タウムを思うがこそ、なんですが）
ちょうどそんなときに限って、ママが顔を出すんですよね・・・
タウムは「ママー」とママに泣きついていきます。
その姿をあとにし、父は病室から出て行き、そして倒れてしまいます。
結局タウムは退院し、母とフランスに行くことになります。
父は再婚をするから、タウムとは暮らせないと母から説明を受けているタウム。
父もそのようにタウムに接します。
ある夜、父がひとり寂しく夜道を歩いていると･･･
そこにタウムが駆け寄ってきます。
駆け寄ろうとするタウムに
「来るな！！」ときつく言い放つ父。
そして、距離を置いたまま父は話し始めます。
「ごはんはしっかり食べること」
「ママを愛すること」
「歩くときは顔をあげて、背筋を伸ばして、前を向いて堂々とすること！」
「分かったな！！！」
タウムはポロポロと涙を流しながら答えます。
「はい。分かったよ。悲しいときは泣かないで歌を歌うよ、パパ・・・」
プレゼントを持ってきたというタウムに、
「そしたらそこに置いてもう行け！」と言い放つ父。
「パパが大好きだよ・・世界で一番大好きだよ、パパ・・」
「もうパパの事は忘れろ！パパも忘れる！もう行け！」
「パパーー！！！」
泣きながら近寄ろうとするタウムに、最後まで厳しい態度を取る父。
タウムが自分から離れ、母と暮らしていけるように、
寂しさを残さないように、わざと冷たくする父の姿でまた号泣しました(涙)
そして、泣きながら歩いていくタウムを見つめながら父は言います。
元気でな。オレの全てだったタウム。
もう病気に苦しまず、幸せになるんだぞ。
パパは完全には死なない。死んでも、パパは死なない。
その後タウムは母とフランスへ行ってしまいます。
父は入院中の病院を出て行き、タウムとふたりで過ごした
思い出の場所へ行き、そしてそこでひとりで・・・
何も知らないタウムは、父に手紙を書きます。
パパ元気ですか？僕は楽しく過ごしています。
でも、ひとつ寂しいことがあります。
それはパパに会えないことです。
パパ、とても会いたいです。
絶対絶対返事を下さいね。
パパを世界一愛しています。
パパの息子、タウムより。
きっと、パパにこの手紙は届いたと思います。
何にも見返りを求めず、自分の命をかけて息子を救い、
そして見守る父の姿が本当に胸に響きました。
全4話ありましたけど、最終回が一番切なくて、
涙が止まりませんでした・・・
細かく書きましたが、もっともっと切なくて細かい描写があります。
原作を読んでみることを心からお勧めします。
とても切なく、でも、とても暖かい気持ちになり
そして大切なものを改めて感じることが出来ます。
カシコギ・グッドライフ原作はこちら
【送料無料】グッドライフ
